ただ自由に部品の図面を書けば良い訳ではなく、ものすごい数の成約があります。
歩行者を保護する規制。
歩行者とぶつかった時に突起物が歩行者めがけて飛んで行かないようにする配慮( 年々厳しくなるので大騒ぎ)
柔らかいもの( 配線やらゴム類)は走行中動く事を想定して逃げを作る必要がある。
整備性。
↑これが1番厄介で、現車を知らない人たちなので図面上のスペースに工具が入りそうならそれでよしとしてしまう傾向が強いですw
だから車種によっては整備性が悪いクルマが完成しますwww
生産性。
これも厄介で図面書く人は大量生産できるできないの判断がつかない。よって生産ライン立ち上げる部署とケンカになりますwww
などなど、100近い制約がありそれを満たした図面のみが解析にかけられます。
PCの中でクルマとして成立するのかを検証解析を繰り返し行いOKが出たらようやく各サプライヤーに試作部品を作ってもらったり試作車を作る準備に入れます。
プロジェクトキックオフから試作車を作ろうとするまでざっと半年以上一年未満。
その間はずっとPCと睨めっこなり。